平成30年度十和田市秋まつり ▶︎ 団体紹介 ▶︎  南町内会祭典委員会

南町内会祭典委員会

南町内会祭典委員会

山車名称 「安部晴明と九尾の狐」

●町内会紹介

南(みなみ)町内会は旧国道4号線沿い稲生町一丁目・二丁目・三丁目の3町内会で構成されています。昭和45年頃、商店街の子供の減少に伴い、それまで各町内会独自に運行してきた秋まつりを3町内合同で行うようになりました。しかし当時は3町内所有の3つの大太鼓を載せる山車が無く、山車とは別に十和田市初の太鼓専用車を運行させ、太鼓の南町内会といわれて参りました。その後、町内の過疎化高齢化に対応するために、場外の若者も参加する「南組」を組織し、山車の製作運行の多くを「南組」に助けられて、今日の日を迎えることができました。

●山車紹介

「安部晴明(あべのせいめい)と九尾(きゅうび)の狐」陰陽師(おんみょうじ)・安部晴明は、式神を自在に操り、恐ろしい魔物を調伏、人間と白狐との間に生まれたともいわれています。現実離れしたその逸話から架空の人物と思われがちですが、平安時代を生きた実在の人物。延喜21年(921)摂津国阿部野(現在の大阪市大阪阿部野)に生まれた晴明は、当時の天皇に仕え、国家が管理する陰陽寮の役人でした。その活躍は『今昔物語集』や『宇治拾遺物語』などいくつかに見られ、さまざまな晴明伝説が語り継がれています。