青森県十和田市で開催
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○南町内会
【南町内会】山車名称:十和田湖伝説南祖坊九頭竜変化
●町内会紹介
南町内会は旧国道4号線沿い稲生町一丁目・二丁目・三丁目の3町内会で構成されています。昭和45年頃、商店街の子供の減少に伴い、それまで各町内会独自に運行してきた秋まつりを3町内会合同で行うようになりました。しかし、当時は、3町内会所有の3つの大太鼓を載せる山車が無く、山車とは別に十和田市初の太鼓専用車を運行させ、太鼓の南町内会と言われて参りました。その後、町内の過疎化・高齢化に対応するために、域外の若者も参加する「南組」を組織し、山車の製作運行の多くを「南組」に助けられ、今日の日を迎えることができました。
●山車紹介
熊野大権現のお告げにより十和田湖を終の棲家にしようと南祖坊は先住者の八郎太郎に戦いを挑みました。八つの蛇の頭を持つ八郎太郎に対し、南祖坊は九頭竜に化身し闘いが始まります。天地を揺るがす闘いは七日七夜続きましたが勝負が決まらず、ついに南祖坊が法華経を掲げるとその一字一字が矢となって八郎太郎に突き刺さり、ようやく勝つことができました。この物語は915年の十和田湖大規模火砕流噴火が民話となって伝えられているお話です。平安時代の「扶桑略記」には「その日は朝日がまるで月のようだった。出羽の国に灰が二寸積もった。」と書かれています。